「私の経験は何だったのだろう?」「資格を取っても無意味だったのかな?」こんなマイナスなことを思ったことはありませんか?何も手につかなって、誰かと比べて「私なんて」って落ち込んでしまう。私にはやってきたことが全て無意味だと思えたことがありました。結局何をしてもだめなのだろうか?たくさん時間かけたのにな。頑張って努力しても大きな成果や活躍を生まないのならやらなければ良かったのかもしれない。
当時の私は1つの資格、1つの経験をバラバラで考えていました。例えば「簿記2級」の資格を取った後のこと。仕事に使ったことはないし、資格を活かせるように仕事を変えたわけでもない。少したってから無駄だったのかもしれないと思い始め、記憶から抹消します。
活かせていないのにもっていることが恥ずかしくなってしまう。失敗したことも同じです。失敗したことは恥ずかしいし、知られたくないと考え抹消します。私の中で「成功した」経験だけを残すのです。抹消する必要もないと思いますよね。でも当時の私は「え?資格もってるのに活かせてないの?」「そんな失敗したの?できないんだね」こんな否定的な言葉を誰かに言われるのではないかと不安に思ったからでした。
ですが、簿記の資格が起業してから役立ってくれていたり、会計の決算書が理解できたりと活かせていると気づきました。もしかして、資格や失敗は今に何か影響を受けているのかもしれない。そう思い過去を振り返って今との繋がりを考えてみました。数々の失敗はコンサルタントとしての活動に大きな影響を与え活かされている。資格お取得は努力の大切さや学ぶ楽しさを教えてくれていました。
1つの資格だけしか見えていなければ「何もない」「何もできていない」と思ってしまいます。
1つ1つの出来事は繋がっていないように見えるけど、丁寧に引き出し並べてみると「私だけの物語」になるんだと気づきました。繋げないとただ断片的なものごとでしかなくなる。どんな経験であっても必ず今との繋がりがあるのだと意識して探してみる。抹消を選んでしまっていたのは本当にもったいなかった。私だけの物語をもったことで失敗しても「良い経験」とプラスに思えています。もし私のように「抹消」していることがあるなら今との影響や何と繋がっているのかを考えてみてくださいね。