我が家では高2の息子と将来について話すことが日常です。
「今の夢はなに?」
「何かやりたいことあるの?」
と聞いています。そうすると出てくる出てくる。『やってみたいこと』や『こうなりたい』と思うことが多くて聞くたびに「すごいな」と思います。私の子供時代を振り返ってみると「夢のない子」でした。なんとなく「やってみたい」と思ったことでも「むりむり」と行動する前、いや考える前に諦めていました。高校生の時には夢を思いつくことさえありませんでした。「夢を持っても無理に決まっている。実現している人が特別」ずっとそう思ってきました。
だけど息子が中学生になったころ、「わたしは狭い世界しか見ていなかった」のではと思いました。そのきっかけは、学びでした。本を読む、新しいことを始める、習い事をしてみる。今までと違う世界を見たことでした。「今が無難に過ごせるのであればいい」そんな考えが覆ったのです。そこでハッとしました。今まで息子にかけていた言葉が「勉強は取り合えずしておかないと」「外の県に出るなんて怖いよ」「なんでそれできないの?」というマイナスな気持ちにさせるものばかりだったのです。
悪いところを探していたのだと思います。悪いところを改善しないといけない。頭が悪いと困る。そんな気持ちでした。今思えば息子のためというよりは、自分のためだったような気がしています。『良い母にみられたい』エゴでした。
「言葉を変えなければ勝手に才能を潰すことになる」と決めてからは
「それすごいね」
「いいじゃん」
「そんな考え方もあるんだね」
と聴く側になりました。怖がっていた県外にも連れ出し、見たことのないものを一緒に見て視野を広げ感性を育てました。そうすると、『夢』に対してブロックを持たない子になりました。『夢』を叶えるために勉強をしないといけない。と日々葛藤しています。そんな姿をみて「わたしも夢を持とう」と思えるようになりました。春から受験生になり、現実も押し寄せてきたり、多くの情報に惑わされることもあると思います。だけでどんなことで応援できる人でありたいと思っています。
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